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「狂犬病」とは、狂犬病ウイルスを保有するイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりして起こる病気です。
「狂犬病」は人と動物の共通感染症ですが、発症すれば、脳神経が冒されほぼ100%死に至る最も恐ろしいウイルス性の感染症です。
世界保健機関(WHO)によると、いまだに世界各地で、「狂犬病」により毎年3万〜5万人の命が奪われています。
日本での「狂犬病」は、1957 年以降発生していませんでした。
しかし、2006年フィリピンを旅行した男性が、現地で狂犬病ウイルスに感染し、帰国後発症し亡くなられました。また、2013年台湾において野生動物の狂犬病の発生が確認されました。 海外から違法に持ち込まれた動物によって、狂犬病が日本国内にもたらされる危険性は大変高いものであり、非常事態としてとらえ危機管理体制を整える必要があります
また、世界的にみても犬が人への狂犬病の感染源となるケースが圧倒的に多いため、万一この恐い病気が日本に侵入した際、犬に流行することを未然に防ぎ、人への感染も防止するためにはなるべく多くの犬がワクチン予防接種を受けておくことが重要となります。
日本では、狂犬病予防法によって、生後3ヶ月以上の犬を飼う場合は、一生に一度の登録と年に一度の予防接種が義務付けられています。
皆さんがお飼いになっているそれぞれの犬に予防接種をすることが、流行防止につながります。
毎年一回(4月〜6月)の予防注射は犬を飼われる方、愛犬家の努めといえます。
県獣医師会では、県及び市町と協力して、獣医師を各集合注射会場に派遣し、飼い主の利便性を考慮すると同時に、予防注射の接種率向上に努めています。
なお、集合注射を受けることができなかった場合は、県獣医師会の指定動物病院で予防注射を受けることもできます。
(関連リンク)厚生労働省;狂犬病 ○毎年4月〜6月は「狂犬病予防注射月間」です。犬の狂犬病予防注射を受けましょう
生後91日以上の犬を飼っている方は、この時期に市町の実施する集合注射などで狂犬病予防注射を受けさせてください。(PDFはこちら)
○狂犬病とは
すべての哺乳類に感染することが知られており、もちろん人も例外ではありません。人も動物も発症するとほぼ100%死亡する病気で、世界では年間おおよそ5万5千人の人がなくなっています。またそのうち、3万人以上はアジア地域での死亡者と言われています。(WHOの推計)
人では感染後(犬に咬まれた後)にワクチンを連続して接種することで発症を防ぐことも出来ます。
○狂犬病予防法とは
日本ではこの狂犬病に対し、「狂犬病予防法」(昭和25年制定)があり、犬の飼育状況を把握して狂犬病が発生した際に迅速な対策を講じるための「登録制度」と狂犬病の流行と人への感染を防ぐための「狂犬病予防注射」が義務付けられています。
生後91日以上の犬は、各市町に登録し、毎年必ず狂犬病予防注射を受けさせてください。また登録や注射後は犬の鑑札と注射済票が交付されますので、必ず犬の首輪に付けるようにしてください。
また、犬が迷子になった場合にはこの犬の鑑札や注射済票で飼い主を特定することが出来ます。(注射済票は毎年注射することで交付されます。)
○予防注射の場所
現在、犬を登録されている方は、各市町から集合注射の案内が来ますので、お近くの公民館等で注射を受けてください。まだ犬の登録が済んでいない方は、各市町の環境課などに問い合わせされるか各市町の広報誌で確認してください。