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少子高齢化・核家族化が進む中、動物に心の安らぎや癒しを求める人が増加し、動物に対する考え方が従来のペットから家族の一員としての、いわゆる「伴侶動物(コンパニオンアニマル)」へと変化しており、人と動物たちが共生できる社会の実現が求められています。
このような状況の中、獣医師は、動物に親しみ、動物を慈しむ行為を通して「いのち」の大切さ、かけがえのなさを感じ取って欲しいとの願いをこめて、動物愛護思想の普及と啓発のために多くの活動を積極的に推進するとともに、伴侶動物との正しい付き合い方や適正飼養等に関する相談も行っています。
獣医師会では、「佐賀県動物の愛護及び管理に関する条例」に基づいて県・市町の行政機関や動物愛護団体等と協力し、人と動物が共生できる社会作りを目指し、地域に密着した動物愛護に関する普及啓発活動を行っています。
○ 動物愛護フェスティバル
獣医師会では佐賀県との共催により、毎年、動物愛護週間(9月20日〜26日)に併せて、佐賀市の森林公園等を会場として「動物愛護フェスティバルさが」を開催しています。
フェスティバルでは「動物ふれあい広場」「ペットなんでも相談コーナー」等の開設や、児童・生徒の動物図画コンクール優秀作品の表彰や、動物優良飼育者表彰を実施し、動物愛護の普及啓発を行なっております。
○ 被災動物救護活動事業
地震、台風、豪雨など不測の災害が発生した場合において、佐賀県と締結している「災害時の動物救護活動に関する協定書」に基づき、県や市町、動物愛護団体等と連携・協働し、被災動物救護活動の実施や現地救護本部等が行う被災動物の救護に関する業務などに応援、協力することとしています。
活動内容は、被災地の動物への保健衛生・医療支援や保護管理等の支援および被災動物についての会員動物病院の一時預かりなどを行います。
また、県境を越えた大規模災害発生時に被災地現場で動物救護の支援活動を行う専門的な訓練等を受けた「災害時獣医療派遣チーム(VMAT)」を構築するための人材育成等を行っています。
○ マイクロチップの普及
マイクロチップ(以下MC)は動物がいなくなったとき(迷子)や地震等の大災害の際には、動物と飼い主を結びつける確実な絆となります。
また、海外渡航時には各種予防注射と同時にMC等の個体識別が義務付けられています。 MCは、直径2mm×長さ12mmの円筒形のガラスのカプセルで包まれた小さな電子標識器具(ICチップ)で15桁の登録番号が記録されており、これが、その動物の名札番号となります。
MCは、動物病院で獣医師に注入してもらいますが、注入されたMCは専用の読み取り器(リーダー)で番号を読み取り、その番号から飼い主が判明します。
MCを注入した動物とその飼い主のデータはデータベースに登録され、動物ID普及推進会議(AIPO)のセンターで管理され、ここに照会することによって即座に飼い主に連絡をとることができます。
県獣医師会では、MCによる動物登録を推進しており、費用はデータの登録料を含めて5,000円程度で登録が受けられます。
・マイクロチップをいれていますか[環境省]